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育成・OJT OJT.LIFE
育成・OJT | 監修・執筆: 髙山 千衣

「教えるのが上手い人」をどう増やすか――OJTトレーナー育成の要点

OJTの質は、教える側のスキルで決まります。優秀なプレイヤーが必ずしも良い指導役とは限らない理由と、トレーナーを育てる要点を解説します。


OJTの成否は、教える人のスキルに大きく左右されます。 ところが多くの企業では、「仕事ができる人」がそのまま指導役に任命され、教え方は本人任せになっています。本記事では、OJTトレーナーを育てる要点を整理します。

「できる人」が「教えられる人」とは限らない

優秀なプレイヤーほど、自分のやり方が無意識化しています。 「なぜできるのか」を言葉にできないため、「見て覚えて」「なんとなく」になりがちです。 教えるスキルは、プレイヤーとしての能力とは別物。だからこそ、意図的な育成が必要です。

OJTトレーナーに必要な3つのスキル

1. 分解して伝える力

自分の動きを、手順や判断基準に分解して言語化する力。 「何を・どの順で・どう判断するか」を説明できることが出発点です。

2. 引き出す力

教え込むのではなく、問いかけて考えさせる。 「どうしてそう判断したの?」と問うことで、相手の理解が定着します。

3. 関わる力

進捗や心理状態に気を配り、安心して質問できる関係をつくる力。 心理的安全性は、教える側の関わり方からも生まれます。

トレーナー育成の進め方

  • 役割と期待を明確にする:「指導役は何をする人か」を本人と組織で共有します。負担の丸投げを防ぎます。
  • 教え方の型を渡す:フィードバックの型やOJT計画書など、共通のツールを提供します。属人化を防ぐ土台になります。
  • トレーナー同士で振り返る:指導の悩みを共有する場をつくると、ノウハウが組織に蓄積されます。
  • 育成への貢献を評価する:指導の手間が報われる仕組みがあって初めて、現場は本気で取り組みます。

まとめ

「教えるのが上手い人」は、生まれつきではなく育てられるものです。 分解して伝える・引き出す・関わる――この3つのスキルを支援し、トレーナーを孤立させない仕組みをつくることが、再現性のあるOJTへの近道です。

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