1on1で使える質問例50|話すことがない・ネタ切れを防ぐ
「何を話せばいいか分からない」を解消する1on1の質問例を、近況・課題・成長・キャリア・関係性のテーマ別に紹介。形骸化させない使い方も解説します。
「1on1を始めたものの、2回目以降は話すことがなくなる」。管理職からよく聞く悩みです。 1on1が続かない原因の多くは、上司側の質問の引き出しが少ないことにあります。本記事では、すぐに使える質問例をテーマ別に整理し、形骸化させないための使い方まで解説します。
なぜ1on1で「質問」が大事なのか
1on1は、上司が報告を受ける場でも、指示を出す場でもありません。部下が自分で考え、言葉にするのを支援する場です。だからこそ、上司の役割は「話す」より「問いかけて聴く」ことに比重があります。 良い質問は、部下自身も気づいていなかった課題や思いを引き出します。逆に質問の準備がないと、近況報告だけで終わり、回を重ねるほど形だけのものになっていきます。
テーマ別・1on1の質問例
その日に何を扱うか迷ったら、以下のテーマから状況に合うものを選んで使ってください。
近況・コンディション
- 最近、調子はどうですか?
- いまの仕事量は、多い・ちょうどいい・少ないのどれに近いですか?
- 今週、一番時間を使ったことは何でしたか?
- 気持ちよく進められている仕事はありますか?
- 体調や働き方で、気になっていることはありますか?
業務の課題
- いま一番つまずいている、または進めにくいことは何ですか?
- それは、何があれば解決に近づきそうですか?
- 私(上司)やチームに手伝ってほしいことはありますか?
- 優先順位で迷っているものはありますか?
- 進め方で「これでいいのかな」と感じている部分はありますか?
成長・振り返り
- 最近、新しくできるようになったと感じることはありますか?
- この1か月で一番学びがあった出来事は何でしたか?
- うまくいかなかったことから、次に活かせそうな点はありますか?
- もう一段伸ばしたいスキルはありますか?
- 挑戦してみたいけれど、まだ手を出せていないことはありますか?
キャリア・将来
- 半年後、どんな状態になっていたいですか?
- 今の仕事の中で、もっと増やしたい・減らしたい業務はありますか?
- 将来的に関わってみたい領域や役割はありますか?
- 数年先を考えたとき、身につけておきたい力は何ですか?
- 理想の働き方に近づくために、いま必要なことは何だと思いますか?
関係性・チーム
- チーム内で、もっと連携したい相手はいますか?
- 言いにくいけれど共有しておきたいことはありますか?
- 私の関わり方で、増やしてほしい・減らしてほしいことはありますか?
- チームのやり方で、改善したほうがよいと感じる点はありますか?
- 安心して意見を言えていると感じますか?
形骸化させない使い方の注意
質問例はあくまで引き出しです。使い方を誤ると逆効果になるため、次の点に注意してください。
- 詰問にしない:「なぜできなかったのか」と原因を問い詰めると、部下は防御的になります。「何があれば進めやすいか」と、前向きな問いに置き換えます。
- 一度に多くを聞かない:5問も10問も連続でぶつけると尋問になります。1つの問いを起点に、相手の言葉を受けて深掘りするのが基本です。
- 沈黙を待つ:考えている間の沈黙を埋めようとしない。待つことで本音が出てきます。
- 聴いたら終わりにしない:引き出した課題は、その後の支援やフィードバックにつなげてこそ意味があります。日々の関わりでの伝え方はフィードバックの型も参考にしてください。
質問の引き出しを増やしても、運用が惰性になれば1on1は形だけのものに戻ります。すでにマンネリを感じている場合は、1on1が形骸化する原因と立て直しもあわせてご覧ください。
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